レポート

重曹クエン酸水についての考察その3(重曹クエン酸の真実)

1.重曹クエン酸水とは

さて、その3ではいよいよ重曹クエン酸水について考察したいと思います。重曹とクエン酸を混ぜると一体何が起こるのでしょうか。

重曹とクエン酸を水に溶かすと化学的には次のようになります。

3NaHCO3 + C6H8O7 → Na3C6H5O7 + 3H2CO3(H2CO3 ⇄ CO2 + H2O)
炭酸水素ナトリウム+クエン酸 → クエン酸三ナトリウム+炭酸(炭酸の大部分はさらに二酸化炭素+水になります。この二酸化炭素がシュワシュワと出てくる泡の正体です。)

※重量比でおよそ重曹1.3対クエン酸1(体積比ならほぼ1対1)で過不足なく反応します

ここでできる「クエン酸三ナトリウム」の水溶液は、「弱アルカリ性」です。炭酸の影響で重曹クエン酸水全体としては「弱酸性」となります。

クエン酸だけではかなりの酸性ですので、歯や体に負担のないように重曹と混ぜて中和すると善いでしょう。

さらに、クエン酸単独よりも、クエン酸塩(※)として摂取するほうがクエン酸回路で代謝されやすいと言われていますので、実はここが肝なのかもしれません。
(※)クエン酸カリウム、クエン酸ナトリウムなど。
クエン酸ナトリウムにはクエン酸一ナトリウムとクエン酸二ナトリウムとクエン酸三ナトリウムの3種類があります。

レモンや梅干しを代表とする酸っぱい食品にはクエン酸塩(クエン酸カリウムやクエン酸ナトリウム)が含まれるため、疲労回復に善いのではないでしょうか。

2.大切なのは「非加熱長期熟成天日塩®」でした

さて、ここまで考察してみたところ「重曹クエン酸水」は確かに善さそうです。しかし、奇跡の妙薬というのは少し早いかもしれません。なぜなら、実際には体内で数多くの要素が複雑な相互作用をしているからです。

重曹が大切
クエン酸が大切
重曹クエン酸が大切

というのは部分的なことに過ぎず、ミネラルのバランスや吸収、老廃物の排出のことも考える必要があります。ここで注目していただきたいのが「善い御塩」です。

人間の体内には約60種類のミネラルが存在し、中でもカルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)が必須ミネラルとされて私たちの生命活動に貢献しています。

海水には80種類以上のミネラルが含まれています。海は生命の源といわれ、私たちの体液の組成も海水に近いわけです。ですから海水のミネラルを結晶化した「天日塩」を日々取り入れることは私たちの身体にとってとても自然なことです。

塩は空気や水と並ぶくらい生命活動にとって重要です。
だからこそ「善い御塩」を選んでほしいのです。

とりわけ「非加熱製法」の天日塩は天日と風の力で自然に結晶を得るもので、せんごう塩のように高熱で強制結晶化するのではありません。また岩塩のように長年にわたる圧力や風化も経ていません。(実は岩塩も、いったん水に溶かした状態から不純物の濾過~加熱結晶化したものが多いのです。)そのため体内で溶けやすく、身体に負担をかけずに栄養の吸収や老廃物の排出をはじめとする様々な生命活動に貢献します。

善い御塩を得るには「海水が清浄であること」も大切な条件です。「非加熱長期熟成天日塩®」は、ユネスコ生物圏保存地域の清浄な干潟(干潟は地球の浄化槽ともいわれます)で生産されます。また、強い日差し・紫外線に長期間さらされ続けて栄養が破壊されるとことのないよう、結晶後は速やかに収穫されます。さらに専用の倉庫で高度好塩菌によって長期間熟成することで味も善く体にも善い、類稀な「善い御塩」になります。

「非加熱長期熟成天日塩®」は、生命活動に最も効果的に貢献する「善い御塩」なのです。

3. 「非加熱長期熟成天日塩®」と「クエン酸」「重曹水」

さて、生命活動を維持する上で大切な御塩ですが、もちろん御塩だけで健康を保つことはできません。そこで、「非加熱長期熟成天日塩®」の効果的な活用の仕方に注目してみましょう。

非加熱長期熟成天日塩®は普段のお料理に使ったり白湯や飲み物に溶かして飲んでいただくと善いですが、「非加熱長期熟成天日塩®」と「クエン酸」の組み合わせはとても効果的です。

クエン酸回路の速度効率化と、ナトリウムイオンの共輸送体(細胞に栄養を運ぶ働き)がシナジー効果を生み、エネルギー効率が高くなり体力回復がより早くなるからです。(CALSEED®︎【公式】note より。以降太字部分も同様)

非加熱長期熟成天日塩®で作った梅干なら、梅干の中に「非加熱長期熟成天日塩®」と「クエン酸」が含まれているので一石二鳥です。クエン酸のキレート作用によってミネラルの吸収も高まりますので、「非加熱長期熟成天日塩®の梅干し」がいかに優れた食品なのかお分かりいただけると思います。
これぞ究極の梅干しです。

同様に「非加熱長期熟成天日塩®」「レモン」も善いでしょう。
クエン酸をたくさん摂る場合は「重曹水」を混ぜるとpHのバランスを善くすることができます。

『非加熱長期熟成天日塩®+クエン酸+重曹水』の組合せ飲料は、疲労回復に非常に高い効果があるのです。

つまり、「重曹クエン酸水」を飲む場合は「非加熱長期熟成天日塩®」を加えるのが最も善い方法だということになります。

※300mlの柑橘系や梅干+重曹水のソーダであれば、SALT IN DIAMOND®を5~10粒入れて飲んでみてください。

さて、3回に渡って重曹クエン酸水について考察してみましたが、このレポートが少しでも皆様のご参考になり健康の一助となりますと幸いです。

https://twitter.com/sukunet_915 でも皆様とやりとりしています。是非ご覧ください。

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