塩コラム

善い御塩とはなんだろう?その1

「本当に善い御塩を一人でも多くの方にお届けする」

これがすくねっとの経営理念ともいえる目的意識です。「良い塩」ではなく「善い御塩」なんです。ちょっと面倒くさいと思われるかもしれませんが、しばしお付き合いください。

私たちは塩を塩化ナトリウムとか塩化マグネシウムとかいう単なる化合物とは考えていません。生命は太古の昔、海で生まれたといわれ、私たちの身体を構成する主な元素の組成は海水のそれと似通っています。つまり塩は生命の神秘、宇宙の奇跡を象徴する天より授かった有難い存在、だから御塩と呼びたいのです。

また「良」は「物がすぐれてよい・質がよい」という意味ですが、「善」には「正しい・道徳にかなった、立派な・すぐれた、じょうず・うまい・じゅうぶん、仲よくする」という意味があります。(いずれも岩波国語辞典第七版)
先ほどの神秘、奇跡に、私たちは人智を超えた神仏の善なる御心を感じるのです。道徳にかなった御塩ってすごくないですか?(笑)

「善い御塩とはなんだろう?」

いいかげん「スピリチュアル系?」と心配される方がでてこられるかもですので、このあたりで、善い御塩をできるだけ科学的に考察してみたいと思います。実は例えば「よい塩」とでも少し検索していただければわかることですが、「塩のおすすめランキング」などと書かれている記事には「科学的」ではないものが散見されます。

・天然塩
・自然塩
・ミネラル豊富

このあたりがよく出てくる言葉なのですが、実は定義があいまいです。しかも消費者が「なんとなくよい」とその言葉だけで想像するので、業界団体では使わないことを奨励しているような状況です。したがって私たちは誤認を招くような(実際誤認ではなくても)言葉をできるだけ使わないようにしています。

その縛りの中でも「ミネラル」には科学的に触れておく必要があります。
英語の「mineral」の原義をみると「鉱物、無機物」ということになります。したがって化学的には炭素が含まれない化合物はミネラルなのですが、一般にはミネラルは「一般的な有機物に含まれる4元素(炭素・水素・窒素・酸素)以外の必須元素。蛋白質、脂質、炭水化物、ビタミンと並び五大栄養素の1つとして数えられる。」(Wikipedia)となっており、カルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)が必須ミネラルとされています。

では塩に含まれるミネラルとは何かというと、皆さまご存じの塩化ナトリウムが代表と言えます。塩についてはミネラルと言えばおよそ「ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム」のことを指し、特にナトリウム以外のミネラルが比較的多く含まれることを「ミネラル豊富」といっているようです。実は世界の塩のうち約1/3の原料となる海水(約2/3は岩塩、一部湖塩)にはありとあらゆる元素が含まれており、先ほど触れた生命の神秘には何がどう影響しているか科学ではわからないことも多いのですが、いったんは科学で説明できることだけを述べましょう。

ご存じの方も多いでしょうが、現在日本国内に流通する塩の大部分は塩化ナトリウム99%以上というものです。それが悪いというのではなく、少なくともナトリウム以外のミネラルがほとんど入っていないというのが事実です。これではバランスがいいとは言えません。
つまり、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどが重要な役割を果たしているはずなのです。カルシウムは当然摂ったほうがいいでしょうし、マグネシウムは味に影響していることがわかっています。それ以外に私たちが今のところ結論としているのが、カリウムが一定量あることが重要であるというものです。そのような組成になるのが「非加熱長期熟成天日塩」だったのです。

善い御塩の答え、それは「非加熱長期熟成天日塩」でした。
なぜそうなるのか、製法とミネラルの働きについて次回のコラムでお届けしたいと思います。

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