レポート

重曹クエン酸水についての考察その3(重曹クエン酸の真実)

その1、その2ではそれぞれ単体での意味を考察しました。今回はいよいよ核心をお話したいと思います。

1.大切なのは「クエン酸ナトリウム」ということでは?

重曹とクエン酸の効果効能として謳われているものを列挙すると

ガン
肝臓の機能低下
腎臓の機能低下
高血圧
低血圧
糖尿病
痛風
便秘
胃潰瘍
風邪
神経痛・リュウマチ
アレルギー

まさに万病に効くかのようです。
しかしその1、その2で考察したように。それらを科学的に説明することはいまだできていないし、説明しているものは科学的に筋が通っているとは言い難く、本当に健康を願う消費者を騙すような「売らんかな主義」が横行しているのが現状です。

では重曹クエン酸は意味がないのかというとそんなことはありません。重曹クエン酸の名誉の為にそこははっきりさせておきたいと思います。

「クエン酸ナトリウム」は確かに身体に善いといえます。
重曹やクエン酸を食べ物からではなくわざわざ摂るなら、個々別々にではなくちゃんと混ぜて飲んだ方がいいでしょう。それも重量比で重曹1.3対クエン酸1くらいの割合で水に溶かしてください。体積比ならほぼ1対1でいいです。
3NaHCO3+C6H8O7→Na3C6H5O7+3CO2+3H2O
ここでできる「クエン酸ナトリウム」の水溶液は、みんなが大切にしている「弱アルカリ性」なのです。
はい来ました!弱アルカリ性。
重曹そのものも弱アルカリ性ですが、胃酸で中和されてしまうので、体内に入るのは中性の「塩化ナトリウム」ということになってしまうのです。

ということで、重曹が大切、クエン酸が大切というより「重曹クエン酸」が大切ということは断言しましょう。

2.本当に大切なのは「非加熱長期熟成天日塩®」でした

皆さんも感じていると思いますが、ここまで考察を重ねた結果、「重曹クエン酸」は確かに悪くはありませんが、奇跡の妙薬とは言えません。むしろ過大評価されているのではないでしょうか。

実は大切なのは重曹(炭酸水素ナトリウム)とかクエン酸とかクエン酸ナトリウムとかというより、数多くのミネラルが体内で複雑な相互作用をしているということなのです。

重曹が大切
クエン酸が大切
重曹クエン酸(クエン酸ナトリウム)が大切

というのは部分的なことに過ぎず、真実は「善い御塩」が大切ということなのです。

善い御塩とはなんだろう?その3
https://sukunet.co.jp/category1/column08/
にまとめてありますが、約60種類のミネラルが人間の体内に存在していて、中でもカルシウム(Ca)、リン(P)、カリウム(K)、硫黄(S)、塩素(Cl)、ナトリウム(Na)、マグネシウム(Mg)、鉄(Fe)、亜鉛(Zn)、銅(Cu)、マンガン(Mn)、クロム(Cr)、ヨウ素(I)、セレン(Se)、モリブデン(Mo)、コバルト(Co)が必須ミネラルとされて私たちの生命活動に貢献しています。

そして海水には80種類以上のミネラルが含まれています。海は生命の源といわれ、私たちの体液の組成も海水に近いわけです。数多くのミネラルが生命活動に必須であり、それらのミネラルは海水に含まれているのなら、海水中のミネラルをそのまま結晶化するのが最善ではないかというのが私たちの最初の結論でした。であれば清浄な海水からできる「天日塩」が必須なのです。
そこから、個々のミネラルの役割の分析があり、さらにはミネラルの種類や量が多ければいいというものでもないという見解があって、最終的に「非加熱長期熟成天日塩®」こそが、生命活動に最も効果的に貢献するという結論を得たわけです。

重曹クエン酸水を高く評価する方々の多くが重曹クエン酸水に天日塩を入れて飲用しておられます。この発想は間違っていません。クエン酸には3つのカルボニル基があり、立体的にミネラルを挟み込むような構造でミネラルの吸収を促進すると考えられるのです。(キレート効果)。但し、その天日塩は「非加熱長期熟成天日塩®」であってこそだと声を大にして表明して今回の考察を締めくくりたいと思います。

https://twitter.com/sukunet_915 でも皆様とやりとりしています。是非ご覧くださいませ。

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