非加熱長期熟成天日塩®︎曽島産10年物「海の煌®」ができるまで
最高の環境、全羅南道新安郡・曽島(ズンド)
2021年7月に世界自然遺産に登録された「韓国の干潟」のひとつ、新安の干潟。ユネスコ生物圏保存地域でありラムサール湿地、さらにアジア初のスローシティでもある天惠の島、曽島(ズンド)。
曽島の中心に広がる韓国最大規模のTaepyung Salt Farm®(株式会社太平塩田)で非加熱長期熟成天日塩®︎曽島産10年物「海の煌®」は生まれます。
全羅南道は韓国で最も温暖で日照量の多い地域であり、なかでも曽島はスローシティポリシーに基づいて3階以上の建物がありません。太平塩田は高品質な御塩のもとになる清浄な干潟の海水と、天日塩作りに欠かせない暖かな太陽の日差しと風をたっぷり受けることができる特別な場所にあります。
「海の煌®」の産地 曽島・太平塩田
自然のままの姿をおさめた太平塩田
干潟を通過した海水はミネラルが多く清浄です。世界自然遺産の干潟、ユネスコ生物圏保存地域、ラムサール湿地という惠まれた立地であるだけでなく、太平塩田では塩田の生態系を壊さず、除草剤や農薬を使うことなく塩田に自生する塩生植物を自然のままの姿で残しています。そのため干潟と塩生植物からのミネラルの恩惠を受けることができ、まさに純粋な自然のままの環境の中で極めて質の善い天日塩を生産していることで世界の注目を集めています。
ユネスコ生物圏保存地域の干潟
塩田に育つアッケシソウ
極上の超一級品「海の煌®︎」ができるまで
天日塩の生産は風と太陽の力を借りて海水のミネラルを凝縮・結晶化させる、自然との調和の上に成り立つものです。急がず時間を惜しまず自然のリズムに寄り添い、多くの量よりも一握りの善い御塩のために塩職人たちは毎日眞心を込めて生産しています。そんな塩職人たちの眞心の結晶が10年間という長い年月をかけて熟成され、非加熱長期熟成天日塩®︎曽島産10年物「海の煌®」が完成します。
塩田の全体図(イメージ)
①海水の引き込み
干潟で浄化された、塩分濃度1~3%の海水を干満の差を利用して貯水池に引き込みます。
海水を貯水池から第一蒸発池に送り、通常一週間ほど天日と風で濃縮させます。塩分濃度が5~10%程度になった鹹水(かんすい:海水を代表とする塩化ナトリウム等の塩分を含んだ水)を第二蒸発池に送ります。
③第二、第三蒸発池
さらに塩分濃度を高め、第二蒸発地で15~25%になった鹹水を第三蒸発池に移動させます。
④鹹水の貯蔵
塩分濃度が25~28%の鹹水を、降雨や越冬に備えて専用の倉庫に保管します。
⑤結晶池
濃縮された飽和鹹水を結晶池に送ります。飽和鹹水がさらに濃縮されると塩の結晶が現れます。
降り注ぐ日光と風が水分を蒸発させ突然白い結晶が現れる瞬間を塩職人たちは「塩が来る」と表現します。
⑥収穫
専用の道具を使って結晶化した天日塩を集めます。手押し車などを使って集めた天日塩を塩倉庫に運びます。
⑦枯らし(熟成)
塩倉庫で時間をかけてにがりを滴り落とし、御塩を熟成させます。一年以上熟成させたものがブランド塩となりますが、これを10年間という長い年月をかけて熟成させたものが非加熱長期熟成天日塩®︎曽島産10年物「海の煌®」です。
世界一流ブランドの理由 努力を惜しまない太平塩田
太平塩田は世界が認めた清浄な干潟で、単なる御塩生産にとどまらず生命の本質を大切に自然・人・家族・社会の幸せのための努力を惜しまず、世界のどの製品よりも優れた最高のブランドを目指し育んできました。今や太平塩田は韓国最大規模を誇り世界最高品質の御塩を生産する充実した企業に成長しました。
世界の一流ブランドとして飛躍することに満足せず、めまぐるしく変わっていく現代社会の中でスローシティ曽島でスローフード天日塩の精神を受け継いで生命を生かし、環境を生かすことを信条として、今この瞬間も誠心誠意努力し続けています。
世界自然遺産、ユネスコ生物圏保存地域、ラムサール湿地の曽島の干潟
世界的にも脚光を浴びるミネラル豊富で美しい御塩の結晶が現れる
熟練の塩職人の技が大韓民國を代表するハイブランド塩を生み出す
スローシティ曽島で丁寧に生産されるスローフードの名品天日塩
※「Taepyung Salt Farm®」は、株式会社太平塩田の登録商標です。