「あんばい」という言葉があります。
漢字では「塩梅」と「按排・按配・案配」があり、「塩梅」は料理の味加減を、「按排・按配・案配」はものごとの具合や何かを程よく処理することを意味します。
今回は「塩梅」のお話です。
そもそも「塩梅」という言葉はどのようにして生まれたのでしょうか?
まだ食酢がない時代、梅を塩漬けする際にできる梅酢を使って料理の味付けをしていたため、味加減を「塩梅」と表現しており、当時は「あんばい」ではなく「えんばい」と呼んでいたようです。
ところが、ものごとの具合を程よく整える「あんばい:按排・按配・案配」と意味合いが似ているため混同が起こり「あんばい」と言うようになったと言われています。
梅干しを作る際には塩と梅のバランスが気になりますね。
梅しごとの季節になると、今年は塩分濃度何%で漬けようかという話題が出ますが、皆様はどのくらいの塩加減がお好みでしょうか?
私たちの体液の塩分濃度は通常0.9%に保たれています。御塩は体に必要な時はおいしく感じ、逆に体に塩分が足りているときはしょっぱく感じるため、その時その時で体が善い塩梅を教えてくれます。
市販の梅干しには塩分控えめの減塩梅干しなどもありますが、原材料表示を見ると、本来の「梅干し」に不要な添加物が書かれています。
保存期間を延ばしたり、減塩加工の過程で失われた風味を整え食べやすくするために、保存料、甘味料、旨味調味料などを使用して作るのが市販の減塩梅干しなのだそうです。
善い御塩を使えば減塩を気にすることなく体に善い梅干しを作ることができ、塩分をしっかり加えることで保存性も高まります。ちなみに非加熱長期熟成天日塩®の梅干しは、塩分濃度15%〜20%で作られる方が多いようです。
非加熱長期熟成天日塩®は梅酢のあがりが早いと皆様驚かれます。天日で自然結晶した善い御塩は水に溶けやすい特徴がありますが、梅と馴染むのも早いのですね。
また、梅干しがとてもまろやかに仕上がると大変好評です。
疲労回復に、毎日の健康に、まろやかで美味しい非加熱長期熟成天日塩®の手作り梅干しはいかがですか?
御塩の種類別に漬けたり濃度を変えたり、それぞれのご家庭の善い塩梅をお楽しみください。
皆様の梅しごとの投稿も楽しみにしております!
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